iPhoneやiPadで補助アクセスを有効にする方法
iPhoneやiPadで補助アクセスを設定して使い始める
この「補助アクセス」機能は、まるでデバイスが余計なものをそぎ落として必要な部分だけを残してくれるようなものです。認知に障害のある方や、シンプルな操作を求める方に向けた、わかりやすいインターフェースを提供します。設定場所を見つけるのはちょっと手間かもしれません。通常は設定 > アクセシビリティ > 補助アクセスにありますが、iOSのバージョンによっては、アクセシビリティ >一般 > アクセシビリティ機能 > 補助アクセスの中に隠れていることもあります。迷ったら、「これかな?」と見つけたところから少しずつ試してみてくださいね。慣れてくると、試行錯誤も楽しいものです。
設定の準備をしよう
ちょっと迷った部分もありますが、補助アクセスでは専用のパスコードを設定します。ここで気をつけたいのは、そのパスコードは通常の解除用コードと異なること。使いまわすと、なかなか抜け出せなくなることも。あと、念のためApple IDの情報も控えておきましょう。後からリカバリー用の設定をしたくなるかもしれません。理由は、そのパスコードは普段使いのロックとは別にしておく必要があるからです。もしすぐにアクセスしたい場合は、Face IDやTouch IDを連動させると便利です。忘れやすいPINよりも、こちらの方がストレス少なく使えますよ。
設定開始とサインイン
設定 > アクセシビリティ > 補助アクセス
に進むと、設定開始のオプションが見えます。タップして「続ける」を選びましょう。iPhoneやiPadはすでにApple IDにログインしている状態であることが多いですが、そうでなければサインインを促されるので、そのまま従えばOK。設定画面に入ると、「アイコンの並び方」を選択できます。私は、視覚的に見やすいグリッド表示の方が操作しやすいと感じました。デバイスによっては、Face IDやTouch IDを使ってこの補助パスコードを保護する設定も出てきます。小さなPINコードを覚えるのが苦手な方には、こっちの方が断然便利です。
アプリの追加とカスタマイズ
ここからが本番です。アプリの横にある「追加」をタップすれば、簡素化されたビューに表示させることが可能です。上のセクションでは、音声通話やビデオ通話などの特別なアクセシビリティ機能付きアプリもリストアップされています。通話の許可設定や、誰からかかってきたときにどのように表示させるかも調整できます。たとえば、「すべての人から」か「連絡先だけ」かを選べたり、よく使う連絡先を「お気に入り」に登録したりもできます。通話時にダイヤルパッドやスピーカーを表示させる設定も必要になることがありますが、場所が少し分かりにくい場合も。設定後は、実際に通話を試してみて、きちんと動作しているか確認しておくと安心です。キャリアやWi-Fi通話の設定次第で、思いがけずつまずくこともありますからね。
さらにアプリを追加したり設定を調整
インストール済みのアプリなら、いくつでもこの簡易ビューに追加できます。迷子になりにくくなるし、操作もスムーズです。特定の操作用に、共通の「戻る」ボタンを設置できるのも便利なポイント。ただし、このモードに入ると、特定のパスコードが必要となるため、設定の一部は< strongly >設定内のあちこちに散らばっていることもあります。たとえば、最初の設定時や、プライバシー > パスコードの場所にある場合も。セキュリティに厳しいため、しっかり設定する必要があります。
リカバリー設定と完了
ちょっと見落としがちな部分ですが非常に重要です。リカバリー用のAppleアカウントを設定しておくと安心です。万が一、補助アクセス用のパスコードを忘れた時の保険になります。設定は、設定 > Apple ID > パスワードとセキュリティ > リカバリー連絡先を追加から行えます。メールや別のApple IDをバックアップにしておくのが安全です。設定後は、「すぐに使い始める」もしくは「あとで設定」の選択が可能。少し様子を見てから始めたい場合は、後から設定するのもアリです。例えば、アップデート中や作業中に遅延や問題が出ることもあるので、その場合はとりあえずスキップしてもOKです。完了後は再起動や少し待つ時間があることもあります。ちょっとだけ待つ忍耐も必要です。
補助アクセスの使用開始
すべて設定が終わると、見た目がかなりミニマルになり、選択したアプリや機能だけが表示されます。次回から楽に操作できるように、アクセシビリティショートカットに補助アクセスのトグルを登録しておくと便利です。設定方法は、設定 > アクセシビリティ > アクセシビリティショートカットに進み、補助アクセスを選びましょう。これで、側面ボタンやホームボタンを素早く三回押すだけで、切り替えが可能です。古いiPadなど、サイドボタンがない場合は、AssistiveTouchをオンにする必要があります。設定は、設定 > アクセシビリティ > タッチ > AssistiveTouchから。有れば必ず便利ですよ。
その他のカスタマイズと調整方法
設定後に戻って、表示や文字サイズ、壁紙などの見た目を調整することもできます。設定 > ディスプレイと明るさやアクセシビリティ > 画面表示と文字サイズの項目をいじれば、見やすさがぐっと向上します。また、VoiceOverやルーペなどの追加機能を有効にするのも、使い勝手を良くします。自分に合った設定を見つけると、操作はずっと快適になりますよ。
トラブル対処と最後に気をつけるポイント
どうしても調整がうまくいかないこともあります。再起動が必要だったり、操作メニューが見つかりにくかったり。もし補助パスコードを忘れた場合はリカバリーアカウントが助けになりますが、それすら手持ちになければ、初期化やAppleサポートに問い合わせる必要も。設定 > アクセシビリティ > アクセシビリティショートカットの部分も迷路のようですが、一度覚えれば楽になります。リカバリー連絡先やショートカット設定を登録済みか、通じるアプリの動作を確認しておけば、不意のトラブルも避けられます。
最初は操作が難しそうに感じるかもしれませんが、これさえ押さえればシンプルでわかりやすいインターフェースに早変わり!少しずつ慣れていけば、かなり便利ですよ。お役に立てれば幸いです—私も最初は苦戦しましたが、今では手放せません。あなたもぜひ、試してみてくださいね!